夏休みこそ要注意!虫歯からこどもを守ろう!
こんにちは。
寒竹ファミリー歯科です。
夏休みに入ったお子様は、生活リズムが崩れたり、ダラダラとお菓子を食べたりしていませんか?
そのような生活習慣や食生活の乱れは、こどもたちが虫歯になりやすい原因となります。
そこで今回は、こどもの虫歯予防について紹介しますね。
【虫歯からこどもを守るには?】
虫歯からこどもを守るには以下の方法などがあります。
・ダラダラ食べない、間食をしない
・スポーツドリンクを飲んだ後はうがいをする
・キシリトールガムを噛む
・歯科検診を受ける
一つずつ詳しく見ていきましょう。
《ダラダラ食べない・間食をしない》
お口の中には虫歯の原因である「虫歯菌(ミュータンス菌)」が存在します。 虫歯菌は、糖と接触すると酸を作り出し、歯の表面を溶かします。これを「脱灰(だっかい)」といいます。
唾液はこの溶かされた歯の表面を修復する働きがあり、これを「再石灰化」といいます。
私たちの歯の表面は「脱灰」と「再石灰化」が日々繰り返されていて、このバランスが保たれている限り、虫歯のリスクは低くなります。
しかし、食べものをダラダラと長時間口に入れたり、間食が多いと「再石灰化」が間に合わず、虫歯になりやすくなります。食事は決まった時間に摂るように心がけ、食事後は歯磨きをするなどの対策が重要です。
《スポーツドリンクを飲んだ後はうがいをする》
スポーツドリンクは熱中症対策に有効ですが、実はジュースと同様に砂糖が多く含まれています。
こまめに摂取していると「脱灰」が進み、虫歯のリスクが高まるので注意が必要です。
虫歯を防ぐためには、スポーツドリンクを飲んだ後はうがいをするか、お茶やお水を飲んで酸性に傾いたお口の中を中和させる必要があります。
また、日常的な水分補給にも注意が必要です。普段の飲み物はお茶やお水を選び、ジュースやスポーツドリンクはおやつなど特定の時間に与えるようにしましょう。
《キシリトールガムを噛む》
キシリトールガムが虫歯予防に効果的とされているのには、いくつか理由があります。
・噛むことによって唾液が分泌され、再石灰化を促進させる
・虫歯菌の活動を弱める
・虫歯の原因「酸」を作らない
・歯垢を落としやすい
効果を得るためにはキシリトールの含有量が重要で、一般的に含有量が50%以上のガムを継続的に摂取すると効果的とされています。
虫歯予防を本格的に行うのであれば、キシリトールの含有量が多いガムを選びましょう。
《歯科検診を受ける》
初期段階の虫歯は症状がわかりにくく、放置すると進行してしまうことがあります。そういった状況を防ぐためにも、歯科検診の受診が重要です。歯科検診を受けることで、ごく初期段階に虫歯を発見すれば、簡単な処置で治ります。
また、歯科検診では予防処置も行います。とくにフッ化物塗布は、歯のエナメル質を強化し、虫歯になるリスクを減らす効果があります。歯磨き指導も行いますので、正しい歯磨きの方法を学ぶこともできますよ。
こどもの歯の健康を守るためにも、夏休みの期間を活用し、積極的に歯科検診を受診しましょう。
【まとめ】
今回は、こどもの虫歯予防についてご紹介しました。
夏休みは生活習慣や食生活が乱れるため、虫歯にかかりやすい時期です。
できる範囲で虫歯予防を心がけましょう。
ただし、予防をしているからといって、必ずしも虫歯にならないという保証はありません。虫歯は気付かないうちに進行するものです。
虫歯にかかるリスクを減らすためにも、定期的な歯科検診を習慣にしてくださいね。
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