自分の歯を守るために知るべき仮歯のこと

仮歯のこと

こんにちは。寒竹ファミリー歯科です。

皆様は「仮歯」をご存じでしょうか?
仮歯は歯科治療の一環としてたびたび使用される大切なものです。しかし、仮歯の役割やそのまま放置してしまった場合のリスクについては、意外と知られていないかもしれません。
今回は、「仮歯がどのような役割を果たしているか」「なぜ仮歯のままにしてはいけないのか」についてお話しします。

仮歯の役割

仮歯とは、治療が完了するまでの間に一時的に使用される人工の歯のことです。仮歯は、削った歯を保護し、外部からの細菌や刺激から守る役割を果たします。
治療中の歯が動いてしまわないように固定するため、また、噛み合わせを維持するためにも仮歯は重要です。
歯型を取った後、歯が動かないようにすることで、最終的な歯が正しい位置に収まるように準備します。

仮歯のまま放置すると?

仮歯はあくまで一時的なものであり、長期間使用することを想定して作られていません。
仮歯のまま放置してしまうと、新たな虫歯が発生するリスクが高まります。仮歯と歯の間には微細なすき間が生じることがあり、ここから細菌が入り込んでしまうのです。
これにより、新しい虫歯が発生し、さらに治療が必要になる可能性が発生することがあります。

また、仮歯は素材がやわらかいため、噛む力や摩擦によってすり減ってしまうことも。
仮歯が本来持つ固定する役割を十分に果たせなくなり、周囲の歯が動いてしまうと、再治療が必要となり、歯をさらに削らなければならないこともあります。

最後まで通院を

仮歯のまま治療を中断すると、歯の寿命が短くなり、後々の治療で多くの時間や費用がかかることになります。
歯科治療は最終的な仕上げまでしっかりと受けることで、初めて歯を健康に保つことができます。お忙しい中だと、つい後回しになることもあると思いますが、仮歯のままで放置せず、最後までしっかりと通院してくださいね。

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