ビタミンCで全身の健康を守ろう

こんにちは。寒竹ファミリー歯科です。
2月4日の「立春」を過ぎると、暦の上では春です。少しずつ暖かくなるとともに、紫外線も強くなり、紫外線対策を行なっている方も多いのではないでしょうか。紫外線対策に重要な栄養素であるビタミンCは、歯にも良い効果があることをご存じですか?
今回は身体の健康に欠かせない栄養素の「ビタミンC」についてお話しします。
ビタミンCの効果
「ビタミンCには美肌効果がある」とご存じの方も多いのではないでしょうか?ビタミンCには、肌が黒くなる「メラニン」の生成を抑える働きがあり、美白効果が期待できます。また、細胞をダメージから守る抗酸化物質としての役割もあります。
さらに、ビタミンCはコラーゲンの生成にも役立つ栄養素で、皮膚だけでなく、体中に含まれるコラーゲンを維持するためにも必要です。加えて、ビタミンCの抗酸化作用は強く、免疫力を高める効果も期待できます。
ビタミンCは歯周病にも効果的!
歯周病になってしまった歯ぐきはコラーゲンの線維が破壊された状態です。ビタミンCには、コラーゲンの合成を促進する効果があり、コラーゲンの再生を手助けしてくれます。また、抗酸化作用もあり免疫力を高めるため、歯周病のリスクを減らすことができます。
ビタミンCは歯ぐきやお口の健康を守るために欠かせない存在なのです。
ビタミンCが不足するとどうなる?
ビタミンCが不足してしまうと、歯ぐきの健康には欠かせない、コラーゲンが生成できなくなります。これにより、歯ぐきが弱くなってしまい、炎症や出血などのトラブルを引き起こします。また、歯周病が進行してしまう可能性があります。
また、イライラしやすくなるほか、動悸や息切れ、貧血、筋肉の減少、心臓病などになりやすくなるとも言われ、全身への悪影響がでてきます。
ビタミンCの摂取量
全身の健康に効果的なビタミンCですが、多く摂取すれば良いわけではありません。
1日の摂取量は目安として、1日100㎎です。人間の体内でビタミンCを作ることはできませんが、一般的な食事をしていれば不足しにくい要素です。一方で、妊娠中や授乳中の方、喫煙者はビタミンCの消費量が増えるので摂取量を増やす必要があります。
ビタミンCは一度にまとめて摂取すると、尿から排泄されてしまいます。一度に摂取せず、何回かに分けて食べ物や飲み物から摂るのがおすすめです。
健康維持のためにビタミンCを上手に摂取しましょう
歯ぐきの健康にも効果的なビタミンCですが、過度に摂取してしまうと歯のエナメル質が溶けてしまう「酸蝕歯」を引き起こす要因となります。過剰にビタミンCを摂取しないように、1日の摂取量の目安を守りましょう。そして、歯の健康は全身の健康にもつながります。定期的に歯の検診も受け、健康維持を心掛けましょう。当院では、お口の健康についてのアドバイスも行なっています。お気軽にご相談ください。
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