お肉をしっかり味わうために健康な歯を保ちましょう!

こんにちは。寒竹ファミリー歯科です。
11月29日「いい肉の日」です。
これは、「いい(11)にく(29)」という語呂合わせにちなんで制定されました。
宮崎牛のおいしさや品質の高さを広く発信することを目的に、「より良き宮崎牛づくり対策協議会」が記念日として定めています。
せっかくのおいしいお肉も、しっかり噛めなければ十分に味わえません。
ところが、年齢とともに噛む力や口の動きが弱まり、いわゆる「オーラルフレイル」という状態に進むことがあります。
今回は、オーラルフレイルを防ぐために欠かせない「噛む力を保つこと」についてお話しします。
噛むことの重要性
しっかり噛むことは単に食べ物を細かくするだけでなく、唾液の分泌が促され、食べ物が消化されやすくなり、栄養素も効率良く吸収できるようになります。
また、唾液には自浄作用があるため、虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。
さらに、しっかり噛むことで、脳が活性化し、認知機能や記憶力、集中力の維持・向上なども期待できます。
これらの効果を踏まえ、特に高齢者にとって噛む力の維持は、全身の健康にもとても重要だといえます。
健康寿命を延ばすための取り組み
千葉県歯科医師会が提唱・推進している「8029運動」という取り組みがあります。
この運動は、高齢者の歯を健康に保ち、残っている歯を活用して体の健康維持に必要な食生活を支援することで、健康寿命を延ばすことを目的としています。
この運動では、80歳になっても肉などの良質なタンパク質を積極的に摂取し、自立して介護を必要としない高齢者を増やすことを目指しています。
噛む力を維持する重要性
口腔機能が衰えると、硬い食品を避けたり、偏った食生活を送ったりする傾向にあり、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養不足が起こりやすくなります。
栄養不足は免疫力の低下や体力の衰えにつながるため、口腔機能を保ち噛む力を維持することは、健康寿命を延ばすためにも重要です。
8029運動で推奨しているタンパク質の摂取は、筋肉や免疫力の維持に不可欠であり、オーラルフレイルの予防に役立ちます。
口腔機能の衰えを防ぎ、十分な栄養を摂取して、全身の健康を維持しましょう。
よく噛むことは健康づくりの第一歩
噛む力が弱くなると、栄養不足や生活の質の低下を招くことがあります。
食べ物はよく噛んで細かくし、消化や栄養吸収を助けましょう。
さらに、噛み応えのある食材を取り入れることも、噛む力を鍛えるための良いトレーニングになります。
また、8029運動の達成には、日々の口腔ケアや歯のメンテナンスが欠かせません。
フッ素(フッ化物)配合の歯みがき剤やデンタルフロスを使用し、虫歯や歯周病を予防しましょう。
定期的に歯科検診を受け、必要に応じて治療を行うことも大切です。
まとめ
おいしいお肉をいつまでも楽しむためには、噛む力を保つことがとても大切です。
日常の食事でよく噛む習慣を意識することや、お口の周りの筋肉を鍛えることが、オーラルフレイルの予防につながります。
健康なお口と歯を維持して、年齢を重ねてもお肉をおいしく味わえる毎日を目指しましょう。
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