親知らずを抜くと顔がすっきりする？親知らずと小顔の関係性

こんにちは。寒竹ファミリー歯科です。

患者様から、「親知らずを抜くと小顔になるのでしょうか？」と質問されることがあります。
抜歯後に顔の印象が変わったと感じる方もいますが、親知らずの抜歯が直接的に小顔につながるわけではありません。
今回は、親知らずの抜歯と顔の形の関係性についてお話しします。

親知らずの生える時期と特徴

親知らずは、20歳前後で最も奥に生える奥歯です。永久歯の中で一番遅く生え、通常は上あご左右2本、下あご左右2本の合計4本が生えてきます。
ただし、もともと親知らずが生えない人や、生えてきても4本未満という方もいらっしゃいます。
親知らずは必ず抜かなくてはいけないというわけではありません。しかし、日本人はあごが細く、親知らずがきれいに並んで生えることが少ないため、抜歯をおすすめすることもあります。

親知らずの抜歯と小顔の関係

基本的に、親知らずの抜歯で小顔になるという確実な効果は保証できませんが、小顔の印象になるのは次の3つのケーズが考えられます。

顎の周囲の筋肉が発達している

親知らずの影響で強く噛む癖がある場合や、噛み合わせのバランスが良くない場合は、抜歯によって噛み合わせのバランスが改善されることもあります。
その結果、顎の周囲についていた筋肉が次第に痩せて、顔全体がほっそりした印象になることもあります。

エラが張っている

親知らずを抜くと、歯を支えていた周囲の骨が痩せていきます。特に下あごの親知らずを抜歯した場合は、エラ周辺の骨が痩せて小さくなるため、エラがしっかり張っている方は小顔の印象になる場合もあります。

頬骨が目立ったり、張っている

上あごの親知らずは頬骨のすぐ下に生えているため、これを抜くと、頬骨の出っ張っている付近の骨が痩せて、小顔の印象になることがあります。

親知らずの抜歯はお口全体の健康維持のため

親知らずがきれいに並んで生えていない場合には、親知らずを抜くことで、虫歯予防や歯並びの維持といった効果が期待できます。

• 虫歯・歯周病の予防
• 口臭の改善
• 歯並びへの影響がなくなる
• 痛みや腫れの原因を取り除ける

まとめ

親知らずを抜くと顔の印象が変わったと感じる方もいますが、抜歯が直接的に小顔につながるわけではありません。親知らずの抜歯は、お口の健康を守るために行うことが基本です。
当院では、親知らずの抜歯を行う際に詳細な検査を実施し、その結果をもとに患者様にわかりやすく説明します。そして、患者様にご納得していただいた上で診療方針を決定しています。
親知らずでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。