「スポーツの日」と歯の関係性

こんにちは。寒竹ファミリー歯科です。

10月の第2月曜日に定められていた「体育の日」は、2020年の東京オリンピック開催に合わせて、「スポーツの日」へと変更されました。オリンピックと聞くと、選手たちの体力や技術が注目されがちですが、実は「歯」の健康も競技に大きな影響を与えることをご存知でしょうか？

歯科ケアの歴史と進化

驚くべきことに、日本では1986年のロサンゼルスオリンピックまで、選手に対して組織的な歯科ケアはほとんど行われていませんでした。

それまで、歯の健康は個々の選手の自己管理に委ねられていました。しかし現在では、歯科検診が選手たちに義務付けられ、オリンピックなどの大規模な競技会では、救護班に歯科医師が常駐することも珍しくありません。これは、スポーツにおける歯の健康が、選手のパフォーマンスに密接に関わっているからです。

噛み合わせとパフォーマンスの関係

正しい噛み合わせが、選手の集中力や運動能力を向上させるといわれています。なぜなら、噛み合わせが悪いと全身のバランスが崩れ、筋肉の緊張や疲労が増加しやすくなるため、スポーツのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があるからです。
逆に、正しい噛み合わせが得られていると、体の動きがスムーズになり、より大きな力を発揮できるようになります。

スポーツを楽しむための歯のケア

スポーツを楽しむためには、体力や技術だけでなく、歯の健康も欠かせません。虫歯や歯周病、噛み合わせの問題があると、集中力が欠けるだけでなく、競技中に痛みや不快感を引き起こすこともあります。競技前や練習前に、定期的に歯科検診を受けることが重要です。

また、歯ぎしりや噛みしめの癖がある方は、ナイトガード（マウスガード）を使用することで、歯や顎関節への負担を軽減し、より快適にスポーツを楽しむことができるでしょう。

まとめ

歯の健康を維持することは、スポーツに限らず、日常生活全体の質を向上させる鍵となります。当院では、スポーツを楽しむ皆さんのために、噛み合わせや虫歯、歯周病のチェックを行なっています。
ぜひ一度、歯の健康を見直してみてはいかがでしょうか？